さぼり筋改善トレーニングで、からだが訴える不調(関節痛、首・肩こり、自律神経症状、慢性症状など)を根本から改善していく、関節をボキボキしない姿勢改善専門の整体院です
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2025/09/16
毎日なにげに足を組んで座っている姿勢。
その理由と身体への影響はあるのでしょうか?  

突然ですが、みなさんは足を組む姿勢についてどう思われていますか?

日々の生活で、椅子に座ると無意識に足を組んでしまう、長時間同じ姿勢でのデスクワークで腰やお尻がつらくなってきて足を組んでしまうという方は多いのではないでしょうか?

一見、特に問題はなさそうに見える姿勢ですが、足を組むクセがついてしまうと、背骨や骨盤を自ら歪ませるだけでなく、脳にまで悪い姿勢を記憶させてしまうということを知っていましたか?

特に症状がないからと思って歪みをそのままにしておくと、関節の動きが少しずつ異常をきたし、積もり積もった歪みの負担が痛みや凝り、疲れがなかなかとれないなど、身体のあらゆる不調につながりかねません。

そこで、今月は足を組んでしまう理由や足を組むデメリット、理想的な座り方について書いていきます。

椅子に座ると足を組んでしまう、やめようと思っていても無意識に組んでしまう。。。なんで?

●同じ姿勢のつらさを和らげようとしている

ずっと同じ姿勢で長時間座って仕事や作業をしていると、座面に接しているお尻や腰などがつらくなってきます。

つらいと感じるとじっとしていられず、楽な姿勢を探そうと座り直したり、足を置く位置を変えてみたりしていませんか?

お尻や腰のつらさを少しでも軽減しようとするために、足を組むと片側のお尻にかかっていた荷重を浮かせられるため、同じ姿勢からくるつらさを軽減することができるからなんです。

また、背筋を伸ばして座るのもつらくなるため、足を組んだまま背もたれに寄りかかって尾骨や仙骨で荷重を受ける座り方、または前にかがみこんで猫背の姿勢になったりしてしまいます。

つらさを和らげるために、足を組んでしまっているんです。


●バランスの悪さ・姿勢の悪さを改善しようとしている

座った直後に足を組んでしまう方は、座ったときのバランスの悪さや、姿勢の悪さからくるつらさを和らげようとするために、足を組んでしまうことがあります。

バランスが悪いということは、椅子に座ったときに骨盤が安定しないため、足を組んでバランスをとろうとしているのです。

つまり、足を組まないで座ると違和感を覚えて居心地が悪いと感じ、足を組んで骨盤と背骨を歪ませている状態が座り心地が良い状態、正常と認識しているのです。

また、姿勢が悪い方は、同じ姿勢を保っていると背中がつらくなってくるため、つらさを改善するために足を組んで姿勢を変えようとします。

逆の足を組むようにするとバランスがとれて安定するのではないかと思ってしまいますが、そう簡単に都合良くバランスがとれるものではありません。

姿勢の歪みを繰り返してしまう悪循環になってしまうでしょう。

長年の足組み姿勢によって、足を組んでいないと居心地が悪いと感じているのは、脳が身体を歪ませている状態が正常な姿勢と記憶されてしまったために無意識に足を組んでしまうのです。

足を組んでしまう理由は、つらさを和らげる、バランスをとろうとしていることがわかりました。
では、足を組むことが身体にどのような悪影響を与えるのか紹介していきます。

足を組むとどんな悪影響があるの?

1.骨盤のバランスが悪くなる

足を組むと一時的に姿勢は楽になりますが、バランスが崩れたまま長時間座り続けると坐骨の片側に負担がかかり、つらくなると足を組み替えたりしてバランスをとろうとします。

足を組んでいるときの骨盤は、上下・左右どちらにもねじれており、バランスを崩した不自然な姿勢になっています。

それが毎日の積み重ねで腰痛や肩こりなどあらゆる不調を引き起こす原因になってしまいます。

これを放置していると疲れが取れにくくなり、腰や背中、自律神経などの不調も誘発してしまいます。

普段から足を組まないように意識することも大事ですし、お尻にかかる圧を除圧するために座布団を使ったり、適度に立ったりなどの工夫をすると身体の歪みを少しでも軽減しやすくなるでしょう。
または、定期的に身体のメンテナンスをしてもらうことも必要でしょう。

骨盤の歪みで腰痛を発症し、整体に行っているけど、普段の生活で無意識に足を組んでいることが当たり前のように続いていると、施術だけでは腰痛症状がなかなか改善しにくい場合も十分考えられます。

症状を感じないからと放置しておくことが一番身体に悪いです。


2.腰痛や首こり肩こり、頭痛、自律神経症状などを引き起こすきっかけにもなる

つらさを和らげようと足を組むことがきっかけで骨盤の左右差が少なくても身体全体の歪みへつながります。

両方の足を組めるから歪みがないとは限らず、実際には左右ともに傾いている場合も少なくありません。

足を組んで背もたれに寄りかかったり、頭や首を片側へ倒したりしながら姿勢を安定させる動作を身体にクセづけてしまうと、骨盤とつながっている腰の筋肉が引っ張られます。
引っ張られて張っている状態がクセづいてしまうと腰の筋肉は柔軟性を失い硬くなってしまいます。
硬くなった筋肉の影響を受けるのと同時に、さぼり筋の影響も受けて腰痛になり、腰とつながっている背中や肩、首、頭へとつながる筋肉も硬くしてしまいます。
つまり、腰痛や首こり肩こり、頭痛などの症状を引き起こすことにもなってしまいます。
さらに、重心の乱れが続くほど筋肉への負担も増し、それが自律神経に影響を及ぼすこともあります。
恐いことに、脳は歪ませた姿勢が心地良いと記憶すると正常な姿勢なんだと記憶してしまいます。


3.身体全体の血流など循環系が悪くなる

日常的に足を組む姿勢の積み重ねで筋肉が硬くなると、身体の血流も悪くなります。

血流が悪くなると臓器を含めた身体全体に酸素が運ばれにくくなり、酸欠状態に陥ってそれが筋肉や神経への痛みや慢性疲労のもとにもなってしまいます。

また、脚のラインが崩れ美脚から遠のいてしまうといった美容への悪影響にも発展してしまいます。


4.ポッコリお腹や太もものたるみになる

前述した3つと関連して、骨盤は内臓を支える役割があります。

骨盤が歪むと腰、お腹、股関節周囲の筋肉は硬くなって頑張りすぎている筋肉と骨格を支えることをサボってしまっている筋肉の影響を受けて、内臓を支えられなくなってしまいます。

特に腹横筋は内臓をコルセットのように包んでくれる役割があり、またサボりやすい筋肉でもあるため、歪みと相まってお腹がポッコリ出てしまいます。

足を組む姿勢は筋肉を硬くするだけでなく、使うことをサボらせて弱らせてしまうことにもつながります。


足を組むのをやめる対策は?

こうした不調を防ぐためには、無意識のクセを自覚して、日常的に足を組まないように心がけましょう。

もし、足組みに気づいたら深く座り直し、骨盤を立ててお尻を背もたれに密着させ、背筋を伸ばすようにしてみてください。

座った姿勢につらさを感じたら、足を置く位置を少し変えたり一度立ち上がるなど、お尻にかかっている圧を解放して休憩を入れるのも必要です。


理想の座り方

1.椅子に深く座り、骨盤が立つように、腰を背もたれに密着させると背中もつくので背筋を伸ばしやすくなります。

2.両足の裏全体が床につく高さになるように調整します。

3.坐骨に体重をかけるイメージで左右均等に体重をかけるように意識してみましょう。


ストレッチをすることも有効ですが、それはあくまでも痛いところを施すその場しのぎの対症療法なので症状は必ず戻ってきてしまいます。

あと、間違っても腰を捻ってボキボキ鳴らさないようにしてください。
関節が鳴っているだけで歪みは改善されていませんし、椎間板を少しずつ傷めるきっかけを作ることになってしまいます。

少し脱線しますが、足を組むクセについては、「ん?」と思うような、そして「なるほどな!」と思うような経験談があるので紹介します。
それは、父から引き継いだ当時、私も関節をボキボキ鳴らす施術をしていました。
ある日、2人で来院されたお客様の一人が、慢性的な腰痛と背中の症状を訴えられていたので骨盤と背骨をボキボキ鳴らす施術をして終了しました。
その後、このお客様と一緒に来られていたお客様を施術していた時です。
ふと、先ほどのお客様を見ると無意識に足を組んでおられたのです。
「あれ?矯正して整えたのに足組んではる」と思い、声かけしてあげると「あっ!」と慌てて足組みをやめられました。
矯正して整えた矢先に足を組んでしまうのって、どうなの?って思いませんか?(笑)
無意識に足を組む、つまり、背骨と骨盤を整えても脳では身体が歪んでると認識していて、歪ませた状態が正常な位置と記憶してしまっているからなんです。
関節をボキボキ鳴らした直後はスッキリ感と満足感があるものの、鳴らした関節部分の支える力は何も変っていないため、歪みの根本改善にはなっていないということです。

当院が推奨している、さぼり筋改善セルフケアを続けると、サボっている筋肉が目覚めて関節を支えられる力がつき、硬くなりやすい筋肉は硬くなりにくくなり根本改善が期待できます。

これを機に座り方を見直して足組みの回数を減らすだけでも、歪みの蓄積と身体への悪影響を減らしやすくなりますよ。

さらに、定期的に整体に行ってる場合なら、なかなか改善しない症状が改善出来る可能性だってありますよ。


今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

2025/09/01
インナーマッスルが重要な理由  
9月も暑い日が続くようですので、熱中症にはお気をつけください。

さて今月は、インナーマッスルが重要な理由について書いていきます。
アウターマッスルとインナーマッスルという言葉を聞いたことがあると思いますが、なんの筋肉?と思う方もいらっしゃるでしょう。

アウターマッスルは、身体の表面にある筋肉のことで「動かす筋肉」と言われています。

身体を動かす際に大きな力を発揮したり、関節を動かしたり、骨を守る重要な役割を持っています。

インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで「支える筋肉」と言われています。

関節の動きの安定性や内臓を支える働き、姿勢を保つために欠かせない筋肉で重要な役目を果たしています。
インナーマッスルが衰えると身体を支える力が弱まり、首こりや肩こり、腰痛や膝痛などの痛みの原因となる可能性があります。
正しい姿勢を保ち、関節への負担を軽減させるためには、アウターマッスルを鍛えるよりもインナーマッスルを鍛えることが一番重要になってきます。

インナーマッスルを鍛える5つのメリット

1.体幹を安定させる

背骨の周りに位置する筋肉(多裂筋、腹横筋など)が働くことで胴体を安定させて、日常の動作や運動時にバランスを維持します。


2.姿勢の維持

脊柱や骨盤周りに位置する筋肉(多裂筋、骨盤底筋など)が不安定なポジションでも適切な姿勢を保てるように調整します。


3.呼吸のサポート

横隔膜は呼吸時に働く重要なインナーマッスルです。腹横筋の働きが弱くなると腰痛だけでなく、横隔膜の動きにも影響するため浅い呼吸になってしまい、それが努力性の呼吸になることで首の筋肉の緊張が増して首こり肩こりの要因にもなってしまいます。


4.骨盤の安定性

骨盤の前を支える腸腰筋、骨盤の後ろを支える多裂筋や腹横筋、骨盤の底部を支える骨盤底筋があります。どの筋肉も弱ると骨盤が歪み、腰痛などの元になります。


5.関節の安定性

関節の奥にある筋肉が正常に働いていると、関節は正常な動きと安定性が確保できるため、動作がブレることなくスムースに動かせたり、姿勢を保持することができます。


インナーマッスルの主な種類

上半身

●回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)ローテーターカフとも呼ばれ「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」という4つの筋肉から構成されている肩のインナーマッスルで、肩関節を安定させる役割があります。

回旋筋腱板を鍛えると、肩関節が安定してスムーズに腕を動かせるようになります。

肩関節の安定性が重要なスポーツでのパフォーマンス向上に大きく貢献し、また、怪我のリスク軽減や四十肩・五十肩の予防にもつながります。


上半身と下半身

●腸腰筋(ちょうようきん)上半身と下半身をつなぐインナーマッスルです。

腰椎から太ももの内側にかけて付着している筋肉で、骨盤を支えながら股関節を曲げる役割があります。

デスクワークなどで長時間座った状態を続けていると腸腰筋が硬くなりやすいです。

腸腰筋を鍛えることで姿勢維持の力が鍛えられるため、腰痛の予防改善につながります。

また、歩く時に使われる筋肉のため、つまずき防止の効果もあります。


下半身

●多裂筋(たれつきん)首から腰の脊椎にかけて背骨に沿うように存在するインナーマッスルです。背骨を安定させて正しい姿勢を維持したり、腰や腹部を安定させたり、体幹部を回したりする時に使われます。

多裂筋を鍛えると、背骨が安定して猫背の改善・美しい姿勢をキープできるようになります。同時に腹部も安定するため、腰痛と怪我の予防になるというメリットもあります。

頸椎、胸椎、腰椎といった背骨のズレは多裂筋や以下にある腹横筋、腸腰筋などの支える力が低下しているためにズレが生じて歪みとなっています。


●腹横筋(ふくおうきん) 腹筋の一番深い場所にあるインナーマッスルで、肋骨から骨盤までの広範囲に位置し、コルセットのように腹部を覆って内臓を支える役割と腹部内圧を高める役割があります。

腹横筋を鍛えることで、背骨が安定して腰痛改善につながり、内臓が正しい位置に戻り、下腹部がすっきりするメリットがあります。


●骨盤底筋群(こつばんていきんぐん) 骨盤の底にあり、子宮や内臓を支える大切な筋肉群で尿道や肛門、膣周りのインナーマッスルも骨盤底筋です。

骨盤底筋には内臓を下から支えて正しい位置を保つ役割があるのですが、加齢や妊娠、出産によって衰えやすい筋肉群です。

骨盤底筋を鍛えるメリットは、尿もれの予防・改善だけにとどまらず、自律神経を整え、血液やリンパの流れを促すことで、不眠・冷えなどの不調改善にも役立ちます。

骨盤の底を支えてくれるので、体幹が安定して姿勢が良くなることで、肩こり・腰痛の予防改善にもなります。


鍛え方

アウターマッスルは、物を持ち上げたり、走ったり飛んだりする際に大きな力を発揮します。
重量を持ち上げるような高負荷トレーニング(ベンチプレス、スクワットなど)で鍛えることが一般的です。
インナーマッスルは、関節の細かな動きやバランスを維持するために、日常生活でも常に働いていますが、意識して使うことは難しいです。
トレーニングは、軽い負荷で意識してゆっくりとした動作や姿勢に気をつけて行うのが効果的です。


アウターマッスルだけを鍛えるとどうなるのか?

インナーマッスルは機能しなくなり、使いすぎているアウターマッスルの影響で、関節の動きが不安定になり、何か動作をしたタイミングで怪我をしやすくなったり、関節のズレとなって痛みを発症したり、疲れやすくだるさや倦怠感の原因にもなったりします。

つまり、肩、腰、膝などの関節が不安定になると、筋力は強くても無理な動きによって捻挫や筋肉の損傷が起こりやすくなってしまうのです。

鍛えるには、アウターマッスルとインナーマッスルのバランスを取ることも重要になってきます。


インナーマッスルとアウターマッスル、どっちを先に鍛えると良いの?

インナーマッスルから鍛えることで、アウターマッスルの種目が安定して運動効果が高まります。 

アウターマッスルを先に鍛えると、インナーマッスルのトレーニング時も表面の筋肉に力が入りやすくなり、深部への効果が感じにくくなってしまいます。


身体を痛めてしまう人と痛めない人には必ず身体の使い方に違いがある

それは、筋肉に力が入る順番です。

身体を痛めてしまう人は、先にアウターマッスルに力が入り、次にインナーマッスルに力が入るかサボって機能していないかです。

インナーマッスルに力が入らない状態でアウターマッスルに力が入ると、関節が安定していない状態で急に動かされるために、ぎっくり腰やヘルニア、寝違え、五十肩など様々な症状の原因となります。

つまり、ギックリ腰を繰り返す方は、インナーマッスルが機能していないということです。

反対に、痛めない人は先にインナーマッスルに力が入ってからアウターマッスルに力が入ります。

関節が安定してから動くので筋肉にも負担が少なく、よほどの無理をしない限り痛めることはありません。


関節痛があると、首、背中、腰または骨盤をボキボキ鳴らすと気持ちが良くて、関節のズレが矯正されたと思いがちですが、それは一時的に矯正されているだけで、実際はインナーマッスルが働いていないので時間が経つことで関節は再びズレが再発してきてしまいます。

筋肉を揉んだり、ストレッチしたりでは足りません。

面倒くさい、効いてる感がないから無意味と思っていると、いつまでも慢性症状などの付き合いになってしまいます。

慢性症状などの戻りをなくし、根本改善するならインナーマッスルを使えるようにしてみてはいかがでしょうか?


今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

糸井中国整体術

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