さぼり筋改善トレーニングで、からだが訴える不調(関節痛、首・肩こり、自律神経症状、慢性症状など)を根本から改善していく、関節をボキボキしない姿勢改善専門の整体院です
京都市右京区西京極西衣手町18-2
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2025/09/16
毎日なにげに足を組んで座っている姿勢。
その理由と身体への影響はあるのでしょうか?  

突然ですが、みなさんは足を組む姿勢についてどう思われていますか?

日々の生活で、椅子に座ると無意識に足を組んでしまう、長時間同じ姿勢でのデスクワークで腰やお尻がつらくなってきて足を組んでしまうという方は多いのではないでしょうか?

一見、特に問題はなさそうに見える姿勢ですが、足を組むクセがついてしまうと、背骨や骨盤を自ら歪ませるだけでなく、脳にまで悪い姿勢を記憶させてしまうということを知っていましたか?

特に症状がないからと思って歪みをそのままにしておくと、関節の動きが少しずつ異常をきたし、積もり積もった歪みの負担が痛みや凝り、疲れがなかなかとれないなど、身体のあらゆる不調につながりかねません。

そこで、今月は足を組んでしまう理由や足を組むデメリット、理想的な座り方について書いていきます。

椅子に座ると足を組んでしまう、やめようと思っていても無意識に組んでしまう。。。なんで?

●同じ姿勢のつらさを和らげようとしている

ずっと同じ姿勢で長時間座って仕事や作業をしていると、座面に接しているお尻や腰などがつらくなってきます。

つらいと感じるとじっとしていられず、楽な姿勢を探そうと座り直したり、足を置く位置を変えてみたりしていませんか?

お尻や腰のつらさを少しでも軽減しようとするために、足を組むと片側のお尻にかかっていた荷重を浮かせられるため、同じ姿勢からくるつらさを軽減することができるからなんです。

また、背筋を伸ばして座るのもつらくなるため、足を組んだまま背もたれに寄りかかって尾骨や仙骨で荷重を受ける座り方、または前にかがみこんで猫背の姿勢になったりしてしまいます。

つらさを和らげるために、足を組んでしまっているんです。


●バランスの悪さ・姿勢の悪さを改善しようとしている

座った直後に足を組んでしまう方は、座ったときのバランスの悪さや、姿勢の悪さからくるつらさを和らげようとするために、足を組んでしまうことがあります。

バランスが悪いということは、椅子に座ったときに骨盤が安定しないため、足を組んでバランスをとろうとしているのです。

つまり、足を組まないで座ると違和感を覚えて居心地が悪いと感じ、足を組んで骨盤と背骨を歪ませている状態が座り心地が良い状態、正常と認識しているのです。

また、姿勢が悪い方は、同じ姿勢を保っていると背中がつらくなってくるため、つらさを改善するために足を組んで姿勢を変えようとします。

逆の足を組むようにするとバランスがとれて安定するのではないかと思ってしまいますが、そう簡単に都合良くバランスがとれるものではありません。

姿勢の歪みを繰り返してしまう悪循環になってしまうでしょう。

長年の足組み姿勢によって、足を組んでいないと居心地が悪いと感じているのは、脳が身体を歪ませている状態が正常な姿勢と記憶されてしまったために無意識に足を組んでしまうのです。

足を組んでしまう理由は、つらさを和らげる、バランスをとろうとしていることがわかりました。
では、足を組むことが身体にどのような悪影響を与えるのか紹介していきます。

足を組むとどんな悪影響があるの?

1.骨盤のバランスが悪くなる

足を組むと一時的に姿勢は楽になりますが、バランスが崩れたまま長時間座り続けると坐骨の片側に負担がかかり、つらくなると足を組み替えたりしてバランスをとろうとします。

足を組んでいるときの骨盤は、上下・左右どちらにもねじれており、バランスを崩した不自然な姿勢になっています。

それが毎日の積み重ねで腰痛や肩こりなどあらゆる不調を引き起こす原因になってしまいます。

これを放置していると疲れが取れにくくなり、腰や背中、自律神経などの不調も誘発してしまいます。

普段から足を組まないように意識することも大事ですし、お尻にかかる圧を除圧するために座布団を使ったり、適度に立ったりなどの工夫をすると身体の歪みを少しでも軽減しやすくなるでしょう。
または、定期的に身体のメンテナンスをしてもらうことも必要でしょう。

骨盤の歪みで腰痛を発症し、整体に行っているけど、普段の生活で無意識に足を組んでいることが当たり前のように続いていると、施術だけでは腰痛症状がなかなか改善しにくい場合も十分考えられます。

症状を感じないからと放置しておくことが一番身体に悪いです。


2.腰痛や首こり肩こり、頭痛、自律神経症状などを引き起こすきっかけにもなる

つらさを和らげようと足を組むことがきっかけで骨盤の左右差が少なくても身体全体の歪みへつながります。

両方の足を組めるから歪みがないとは限らず、実際には左右ともに傾いている場合も少なくありません。

足を組んで背もたれに寄りかかったり、頭や首を片側へ倒したりしながら姿勢を安定させる動作を身体にクセづけてしまうと、骨盤とつながっている腰の筋肉が引っ張られます。
引っ張られて張っている状態がクセづいてしまうと腰の筋肉は柔軟性を失い硬くなってしまいます。
硬くなった筋肉の影響を受けるのと同時に、さぼり筋の影響も受けて腰痛になり、腰とつながっている背中や肩、首、頭へとつながる筋肉も硬くしてしまいます。
つまり、腰痛や首こり肩こり、頭痛などの症状を引き起こすことにもなってしまいます。
さらに、重心の乱れが続くほど筋肉への負担も増し、それが自律神経に影響を及ぼすこともあります。
恐いことに、脳は歪ませた姿勢が心地良いと記憶すると正常な姿勢なんだと記憶してしまいます。


3.身体全体の血流など循環系が悪くなる

日常的に足を組む姿勢の積み重ねで筋肉が硬くなると、身体の血流も悪くなります。

血流が悪くなると臓器を含めた身体全体に酸素が運ばれにくくなり、酸欠状態に陥ってそれが筋肉や神経への痛みや慢性疲労のもとにもなってしまいます。

また、脚のラインが崩れ美脚から遠のいてしまうといった美容への悪影響にも発展してしまいます。


4.ポッコリお腹や太もものたるみになる

前述した3つと関連して、骨盤は内臓を支える役割があります。

骨盤が歪むと腰、お腹、股関節周囲の筋肉は硬くなって頑張りすぎている筋肉と骨格を支えることをサボってしまっている筋肉の影響を受けて、内臓を支えられなくなってしまいます。

特に腹横筋は内臓をコルセットのように包んでくれる役割があり、またサボりやすい筋肉でもあるため、歪みと相まってお腹がポッコリ出てしまいます。

足を組む姿勢は筋肉を硬くするだけでなく、使うことをサボらせて弱らせてしまうことにもつながります。


足を組むのをやめる対策は?

こうした不調を防ぐためには、無意識のクセを自覚して、日常的に足を組まないように心がけましょう。

もし、足組みに気づいたら深く座り直し、骨盤を立ててお尻を背もたれに密着させ、背筋を伸ばすようにしてみてください。

座った姿勢につらさを感じたら、足を置く位置を少し変えたり一度立ち上がるなど、お尻にかかっている圧を解放して休憩を入れるのも必要です。


理想の座り方

1.椅子に深く座り、骨盤が立つように、腰を背もたれに密着させると背中もつくので背筋を伸ばしやすくなります。

2.両足の裏全体が床につく高さになるように調整します。

3.坐骨に体重をかけるイメージで左右均等に体重をかけるように意識してみましょう。


ストレッチをすることも有効ですが、それはあくまでも痛いところを施すその場しのぎの対症療法なので症状は必ず戻ってきてしまいます。

あと、間違っても腰を捻ってボキボキ鳴らさないようにしてください。
関節が鳴っているだけで歪みは改善されていませんし、椎間板を少しずつ傷めるきっかけを作ることになってしまいます。

少し脱線しますが、足を組むクセについては、「ん?」と思うような、そして「なるほどな!」と思うような経験談があるので紹介します。
それは、父から引き継いだ当時、私も関節をボキボキ鳴らす施術をしていました。
ある日、2人で来院されたお客様の一人が、慢性的な腰痛と背中の症状を訴えられていたので骨盤と背骨をボキボキ鳴らす施術をして終了しました。
その後、このお客様と一緒に来られていたお客様を施術していた時です。
ふと、先ほどのお客様を見ると無意識に足を組んでおられたのです。
「あれ?矯正して整えたのに足組んではる」と思い、声かけしてあげると「あっ!」と慌てて足組みをやめられました。
矯正して整えた矢先に足を組んでしまうのって、どうなの?って思いませんか?(笑)
無意識に足を組む、つまり、背骨と骨盤を整えても脳では身体が歪んでると認識していて、歪ませた状態が正常な位置と記憶してしまっているからなんです。
関節をボキボキ鳴らした直後はスッキリ感と満足感があるものの、鳴らした関節部分の支える力は何も変っていないため、歪みの根本改善にはなっていないということです。

当院が推奨している、さぼり筋改善セルフケアを続けると、サボっている筋肉が目覚めて関節を支えられる力がつき、硬くなりやすい筋肉は硬くなりにくくなり根本改善が期待できます。

これを機に座り方を見直して足組みの回数を減らすだけでも、歪みの蓄積と身体への悪影響を減らしやすくなりますよ。

さらに、定期的に整体に行ってる場合なら、なかなか改善しない症状が改善出来る可能性だってありますよ。


今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

2025/09/01
インナーマッスルが重要な理由  
9月も暑い日が続くようですので、熱中症にはお気をつけください。

さて今月は、インナーマッスルが重要な理由について書いていきます。
アウターマッスルとインナーマッスルという言葉を聞いたことがあると思いますが、なんの筋肉?と思う方もいらっしゃるでしょう。

アウターマッスルは、身体の表面にある筋肉のことで「動かす筋肉」と言われています。

身体を動かす際に大きな力を発揮したり、関節を動かしたり、骨を守る重要な役割を持っています。

インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで「支える筋肉」と言われています。

関節の動きの安定性や内臓を支える働き、姿勢を保つために欠かせない筋肉で重要な役目を果たしています。
インナーマッスルが衰えると身体を支える力が弱まり、首こりや肩こり、腰痛や膝痛などの痛みの原因となる可能性があります。
正しい姿勢を保ち、関節への負担を軽減させるためには、アウターマッスルを鍛えるよりもインナーマッスルを鍛えることが一番重要になってきます。

インナーマッスルを鍛える5つのメリット

1.体幹を安定させる

背骨の周りに位置する筋肉(多裂筋、腹横筋など)が働くことで胴体を安定させて、日常の動作や運動時にバランスを維持します。


2.姿勢の維持

脊柱や骨盤周りに位置する筋肉(多裂筋、骨盤底筋など)が不安定なポジションでも適切な姿勢を保てるように調整します。


3.呼吸のサポート

横隔膜は呼吸時に働く重要なインナーマッスルです。腹横筋の働きが弱くなると腰痛だけでなく、横隔膜の動きにも影響するため浅い呼吸になってしまい、それが努力性の呼吸になることで首の筋肉の緊張が増して首こり肩こりの要因にもなってしまいます。


4.骨盤の安定性

骨盤の前を支える腸腰筋、骨盤の後ろを支える多裂筋や腹横筋、骨盤の底部を支える骨盤底筋があります。どの筋肉も弱ると骨盤が歪み、腰痛などの元になります。


5.関節の安定性

関節の奥にある筋肉が正常に働いていると、関節は正常な動きと安定性が確保できるため、動作がブレることなくスムースに動かせたり、姿勢を保持することができます。


インナーマッスルの主な種類

上半身

●回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)ローテーターカフとも呼ばれ「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」という4つの筋肉から構成されている肩のインナーマッスルで、肩関節を安定させる役割があります。

回旋筋腱板を鍛えると、肩関節が安定してスムーズに腕を動かせるようになります。

肩関節の安定性が重要なスポーツでのパフォーマンス向上に大きく貢献し、また、怪我のリスク軽減や四十肩・五十肩の予防にもつながります。


上半身と下半身

●腸腰筋(ちょうようきん)上半身と下半身をつなぐインナーマッスルです。

腰椎から太ももの内側にかけて付着している筋肉で、骨盤を支えながら股関節を曲げる役割があります。

デスクワークなどで長時間座った状態を続けていると腸腰筋が硬くなりやすいです。

腸腰筋を鍛えることで姿勢維持の力が鍛えられるため、腰痛の予防改善につながります。

また、歩く時に使われる筋肉のため、つまずき防止の効果もあります。


下半身

●多裂筋(たれつきん)首から腰の脊椎にかけて背骨に沿うように存在するインナーマッスルです。背骨を安定させて正しい姿勢を維持したり、腰や腹部を安定させたり、体幹部を回したりする時に使われます。

多裂筋を鍛えると、背骨が安定して猫背の改善・美しい姿勢をキープできるようになります。同時に腹部も安定するため、腰痛と怪我の予防になるというメリットもあります。

頸椎、胸椎、腰椎といった背骨のズレは多裂筋や以下にある腹横筋、腸腰筋などの支える力が低下しているためにズレが生じて歪みとなっています。


●腹横筋(ふくおうきん) 腹筋の一番深い場所にあるインナーマッスルで、肋骨から骨盤までの広範囲に位置し、コルセットのように腹部を覆って内臓を支える役割と腹部内圧を高める役割があります。

腹横筋を鍛えることで、背骨が安定して腰痛改善につながり、内臓が正しい位置に戻り、下腹部がすっきりするメリットがあります。


●骨盤底筋群(こつばんていきんぐん) 骨盤の底にあり、子宮や内臓を支える大切な筋肉群で尿道や肛門、膣周りのインナーマッスルも骨盤底筋です。

骨盤底筋には内臓を下から支えて正しい位置を保つ役割があるのですが、加齢や妊娠、出産によって衰えやすい筋肉群です。

骨盤底筋を鍛えるメリットは、尿もれの予防・改善だけにとどまらず、自律神経を整え、血液やリンパの流れを促すことで、不眠・冷えなどの不調改善にも役立ちます。

骨盤の底を支えてくれるので、体幹が安定して姿勢が良くなることで、肩こり・腰痛の予防改善にもなります。


鍛え方

アウターマッスルは、物を持ち上げたり、走ったり飛んだりする際に大きな力を発揮します。
重量を持ち上げるような高負荷トレーニング(ベンチプレス、スクワットなど)で鍛えることが一般的です。
インナーマッスルは、関節の細かな動きやバランスを維持するために、日常生活でも常に働いていますが、意識して使うことは難しいです。
トレーニングは、軽い負荷で意識してゆっくりとした動作や姿勢に気をつけて行うのが効果的です。


アウターマッスルだけを鍛えるとどうなるのか?

インナーマッスルは機能しなくなり、使いすぎているアウターマッスルの影響で、関節の動きが不安定になり、何か動作をしたタイミングで怪我をしやすくなったり、関節のズレとなって痛みを発症したり、疲れやすくだるさや倦怠感の原因にもなったりします。

つまり、肩、腰、膝などの関節が不安定になると、筋力は強くても無理な動きによって捻挫や筋肉の損傷が起こりやすくなってしまうのです。

鍛えるには、アウターマッスルとインナーマッスルのバランスを取ることも重要になってきます。


インナーマッスルとアウターマッスル、どっちを先に鍛えると良いの?

インナーマッスルから鍛えることで、アウターマッスルの種目が安定して運動効果が高まります。 

アウターマッスルを先に鍛えると、インナーマッスルのトレーニング時も表面の筋肉に力が入りやすくなり、深部への効果が感じにくくなってしまいます。


身体を痛めてしまう人と痛めない人には必ず身体の使い方に違いがある

それは、筋肉に力が入る順番です。

身体を痛めてしまう人は、先にアウターマッスルに力が入り、次にインナーマッスルに力が入るかサボって機能していないかです。

インナーマッスルに力が入らない状態でアウターマッスルに力が入ると、関節が安定していない状態で急に動かされるために、ぎっくり腰やヘルニア、寝違え、五十肩など様々な症状の原因となります。

つまり、ギックリ腰を繰り返す方は、インナーマッスルが機能していないということです。

反対に、痛めない人は先にインナーマッスルに力が入ってからアウターマッスルに力が入ります。

関節が安定してから動くので筋肉にも負担が少なく、よほどの無理をしない限り痛めることはありません。


関節痛があると、首、背中、腰または骨盤をボキボキ鳴らすと気持ちが良くて、関節のズレが矯正されたと思いがちですが、それは一時的に矯正されているだけで、実際はインナーマッスルが働いていないので時間が経つことで関節は再びズレが再発してきてしまいます。

筋肉を揉んだり、ストレッチしたりでは足りません。

面倒くさい、効いてる感がないから無意味と思っていると、いつまでも慢性症状などの付き合いになってしまいます。

慢性症状などの戻りをなくし、根本改善するならインナーマッスルを使えるようにしてみてはいかがでしょうか?


今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。


2025/08/01
アイススラリーって知ってますか?  

毎日暑いですね。

水道の水も冷たくなく、ぬるいです。
先月は最高気温が40℃になった日もあって、8月はどうなるんだろうと恐ろしいです。
熱中症に気をつけるのはもちろんのこと、夏バテにも気をつけましょう!

さて、熱中症対策の飲み物で「アイススラリー」って知ってますか?
先日ニュースでも取り上げられていました。
企業では熱中症対策の義務化で、法人用にアイススラリーを作る冷蔵庫が紹介されていました。

アイススラリーとは、液体に微細な氷の粒が混じったシャーベット状になっている飲み物です。
細かい氷の粒に液体が混じった流動性のある飲み物になっているため、体に浸透しやすく、効率よく内側から体を冷やせるという特徴があります。

アイススラリーは、スポーツ選手や屋外で仕事している人だけに限らず、医療・介護の現場でも活用が進んでいるので、一般の私たちでも熱中症対策に有効です。
ただし、冷却効果が高い飲み物なので、胃腸の弱い人が一度に大量に摂ると胃腸に負担がかかってしまい逆効果になってしまうこともあるので、少しずつ時間をかけて飲むようにすると負担が少なくなります。
また、体調がすぐれないときや冷えやすい体質の人は、無理に摂らないことも大切ですし、高齢者や子どもでも使える飲み物ですが注意も必要です。
飲み込む力が弱い人には誤嚥のリスク、冷たさが刺激になって体調を崩す場合もあるので「無理せず、様子を見ながら」を基本に、安全に配慮した工夫も必要です。


アイススラリーは、コンビニやドラッグストアでも販売されていますし、自分で作ることも可能です。

自分で作る方法

材料はスポーツドリンクや果汁飲料がおすすめです。
ジュースの場合、糖分や乳製品の油分によっては上手くできにくい場合があるようです。

ミキサーまたはハンドブレンダーで作る方法

【作り方】

①スポーツドリンク300mlを冷凍し、残り200mlは冷蔵庫で冷やしておきます。

②凍ったドリンクと冷やしたドリンクをミキサーに入れ、全体がなじむまでミキサーやフードプロセッサーで撹拌します。

③シャーベット状になったらアイススラリーのできあがりです。

 ちょうど良いシャリシャリ感を目指してみてください。

ミキサーなしで作る方法

【作り方】

①スポーツドリンク等を冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で3〜4時間ほど冷やします。

②完全に凍らせず、シャリシャリとした状態で取り出します。

③スプーンやフォークで軽くほぐせば、アイススラリーの完成です。

 冷凍庫の設定や室温によって凍る時間は変わりますが、途中で様子を見ながら“半解凍”くらいを目指すと、ちょうど良いシャリシャリ感になります。


ペットボトルで作る方法

【作り方】

①冷蔵庫に入れているスポーツドリンクを冷凍庫に約2時間入れておきます。

②約2時間後、冷凍庫から取り出したペットボトルの底をキッチンの台などにドンっと当てて衝撃を加えてから、強めにシェイクします。

③まだ凍っていなかったスポーツドリンクが過冷却水の効果で、ゆるめのシャーベットになったらできあがりです。


私はペットボトルで作ることがありますが、出し忘れてカチコチにさせてしまうことがあります(笑)
今年の夏はアイススラリーを活用して熱中症対策をしてみてくださいね!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


2025/06/01
膝が痛い!原因と対策方法  

健康のためにウォーキングをする事は非常に良いことです。

でも、普段運動習慣がないから健康のためにと思って始めたり、整形で受診したら歩くことを勧められて、いざやってみたら膝を痛めてしまったという方もおられるでしょう。

膝を痛めてしまって結局歩くことを断念し、運動しなくなってしまったというのはよくある話です。


では、膝が痛くなったら、あなたならどうしますか?

・しばらく様子を見る?

・湿布を貼る?

・膝をマッサージする?

・整形で痛み止めの注射を打ってもらう?


じつは、これら4つは対症療法なので一時的に痛みが消えても再発する可能性は十分あります。

なので、根本改善にはなりません。


膝を痛めないためには?と言ったら、よく太ももの前の筋肉を鍛えてくださいと整形の先生でもリハビリの先生でもよく話されることです。

しかし、それだけじゃ足りません。

根本改善するなら、付け加えることがあります。

それは、内転筋やハムストリングを鍛えることです。この筋肉がサボって弱っていると、太ももの前の筋肉に負担がかかりすぎてしまい、悪い意味でさらに硬くなってしまい膝の痛みの原因になってしまいます。

なので、太ももの前の筋肉を鍛えるのも大事ですが、内転筋とハムストリング(特に内側)を鍛えることも膝を痛めないように根本改善していく秘訣なのです。

歩行やランニング、スクワットはお尻の筋肉、足の前と後ろの筋肉がメインに働いて鍛えることは可能ですが、日常生活で足の内側の筋肉はあまり使われていないので、内転筋や内側ハムストリングだけは別で鍛えて使える筋肉にしていく必要があるのです。


内転筋の役割

内転筋は股関節を軸にして、太ももを後ろに動かすことと太ももを内側へ動かす作用があります。

内転筋は膝の前を支える太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の力をサポートするのですが、これがサボってしまうと大腿四頭筋だけが働かせられてしまって、前述した悪い意味で硬くなってしまいます。

そのため、股関節周りの筋肉・そけい部(股関節のつけ根)に炎症が起きて痛みや動かしづらさを引き起こす症状を発症することもあり、膝の内側を痛めたりもしてしまいます。

また、内転筋がサボるとハムストリングが頑張り過ぎて疲れて硬くなることで、内転筋とハムストリングともに動きが悪くなってしまい、太ももの外側の筋肉が頑張り過ぎることで膝に痛みがでてきます。

あと、膝のO脚や尿漏れの原因にもなってしまいます。


ハムストリングの役割

ハムストリングは股関節を軸にして、太ももを後ろに動かすこと、膝を曲げるときに働きます。

ハムストリングは膝の後ろを支える働きがあり、膝の動きは単に曲げる伸ばすだけではありません。ねじれの動きが少しあることで膝は正常な動きになるのですが、これがサボってしまうとねじれの動きがなくなり、単なる曲げ伸ばしの動きになってしまうことで膝の軟骨をすり減らす要因にもなってしまいます。膝の前側と太ももの外側の痛みの原因になってしまいます。

ストレッチで太ももの後ろを伸ばす方法がありますが、ストレッチだけではなく内転筋を鍛えることでも余計な緊張度を下げることができて柔軟性をUPさせることもできます。


最後に、簡単な膝のサボり筋判別方法として、膝を伸ばしたときに痛い場合は内転筋の働きがサボっていて、太ももの前の筋肉(特に外側)、ハムストリングが頑張りすぎて硬くなっている状態です。

反対に、膝を曲げたときに痛い場合は内側のハムストリングの働きがサボって、太ももの前の筋肉(特に真ん中の筋肉)、股関節と膝関節の外側をつないでいる筋肉が頑張りすぎて硬くなっている状態です。

膝の痛み、違和感を根本的に改善したいのなら、ピンポイントでサボり筋を働かせて膝関節が正常な動きができるようにしていくことが痛み症状が戻ってこない方法です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


2024/12/01
股関節のつけ根に何か詰まったような感覚、違和感を感じていませんか?  

座っていたり、しゃがんだり、股関節を曲げるとつけ根がグーッと圧迫されるつまりを感じたことはありませんか?

ひどい場合、痛みがでて股関節痛や腰痛になることもあります。
放っておかないほうが良いですよ。


股関節のつまりとは?

股関節をまっすぐ曲げた時や股関節をまっすぐ曲げてから太ももを内側に倒したりすると、股関節の前のつけ根につまるような圧迫感、ひっかかりのような感じの状態のことです。

しゃがむ動作で股関節を深く曲げる、座ったまま上半身を捻るなど股関節を内側へ閉じる捻る動作になったときに感じやすいです。

また、つまり感が強い場合は車の乗り降りや階段の上り下りなどでもつまりを感じることがあります。


このつまり感は、股関節周囲の筋肉が硬くなっていることによって起こっています。

しかし、股関節周囲の筋肉が単に硬くなっているだけではなく、股関節周囲の筋肉がバランス良く力を発揮することができなくなり、支えることが弱くなってしまったさぼり筋の影響をうけて、筋肉が過剰に頑張って硬くなってしまっているのです。

筋肉が硬くなってしまうと、股関節の動きが制限されてしまうのでスムーズに動かせなくなってしまい、つまりを感じてしまいます。


つまり感の原因として多いのは、腰椎から大腿骨の内側に着く大腰筋(だいようきん)と骨盤の内側から大腿骨の内側に着く腸骨筋(ちょうこつきん)、この2つの筋肉を合わせた腸腰筋(ちょうようきん)が代表的です。この腸腰筋が硬くなることで大腿神経が圧迫されて、つまるという感覚が起きてしまいます。

また、大腿神経の位置から大腿直筋の硬さもつまりを感じさせてしまう筋肉のひとつです。


股関節がつまる原因は?

・不良姿勢

長時間デスクワークをしているといつの間にか背中が丸くなって、骨盤が後ろに倒れ、自然におなかをへこませた姿勢になってしまいます。
また、椅子やソファに浅く座って背もたれにもたれる座り方も、おなかの奥深い所で支えている腸腰筋が縮んだ状態になって硬くなりやすく、腰の後ろと横を支える腹横筋は伸びたままの状態で力が発揮できていないために弱りやすくなってしまいます。
この姿勢でさらに足を組むと、バランスを取ろうとするために太ももの内側のつけ根には、あなたの知らないうちに過剰な力が入ってしまいます。

・運動不足

デスクワークで座っている時間が長い方や足を組んでしまう方、散歩など歩いたりして股関節を動かす頻度が少なく運動不足になっている方は、さぼり筋と過剰に頑張って硬くなる筋肉のせいで、つまりの原因になってしまいます。


・立ちっぱなしなど股関節に負担がかかる作業

仕事で立っている時間が長い、片足に重心をかけるような立ち姿勢になってしまう方、重い物を持つ作業が多いといったことは、股関節への負担が大きすぎることで筋肉疲労によって硬くなってしまいます。
仕事なのでどうしても避けられないことが多いと思いますが、そんな場合は短時間で良いのでセルフケアを継続することをオススメします!


・股関節の筋力不足

加齢や運動不足、ケア不足によって、股関節周囲を支えているいくつもの筋肉のうち、どれかが筋力低下してさぼってきてしまうと、他の筋肉が筋力低下を起こしている筋肉の分まで頑張ろうとするために硬くなりすぎてしまいます。
不良姿勢のところでも書きましたが、腸腰筋を硬くさせてしまう原因となるさぼり筋には、腸腰筋と拮抗して働く腹横筋があります。
他に弱りやすい筋肉としては、腹横筋と関係のある太ももの内側にある内転筋群、腸腰筋と関係のある太ももの後ろにある内側ハムストリングスにも関係があります。
これらの弱ってしまった筋肉がお尻や股関節のつけ根に負担をかけてしまい、股関節痛や腰痛に発展していくことも十分にありえます。


股関節のつまりは、ストレッチに運動をプラスするとさらに効果UP!

SNSでもたくさんのストレッチ方法が紹介されています。

股関節をストレッチすることも大事ですが、もっと効果を出すなら股関節を動かす運動を取り入れるとなお良いでしょう。

運動かぁ~ 面倒くさいなぁ~って思う気持ちは十分わかりますよ。
でも、ストレッチだけして一時的に症状緩和ができてもまた戻ってしまう。
その繰り返しで良いですか?
硬い筋肉を揉んだり、ストレッチで緩めても、関節を支え合っているさぼり筋は強くなってくれません。

ここでは、さぼり筋を改善させる運動方法をご紹介します。
腹横筋を動かす
何種類かある中で、誰でもできる簡単なのを2つご紹介します。
●寝てやる方法
①あお向けに寝て両膝を立てます。
②両手をお腹の上に置いて腹式の深呼吸をしますが、息を吐くときがポイントです。
③鼻で息を軽く吸いながらお腹を膨らませ、口からゆっくり息を吐きながらお腹をしっかりへこませます。
④お腹の奥の方を意識して、息をゆっくり吐いてお腹をへこませた状態で約5~10秒くらいへこませ続けてください。
⑤約5~10秒くらいへこませ続けたら、また息を吸うを繰り返します。
これは高齢者でもできる簡単な方法です。
また、座った状態でもやり方は同じです。

●立ったまま、座ったまま、あお向けに寝てやる方法
足は肩幅くらいに広げて、背中はまっすぐ、両腕は外側へ捻るように手の平が前に向くようにします。
息を吐きながら上半身を「くの字」になるように横に倒していきます。
息を吐きながら、横腹に一番力が入るのを確認しつつ、上半身は横へ倒したまま約10秒くらいキープします。
10秒キープできたら上半身を元に戻し、今度は反対側へ同じようにカラダを「くの字」に倒します。
左右10回ずつできれば良いですね。

内側ハムストリングスを動かす
●座った状態で足裏は床につけたまま足を左右交互に前後にスライドさせる
①椅子に座って、両方のつま先を内側へ向けます。
②つま先を内側に向けたまま、右足を前に出したら左足は後に引くというように交互に前後へスライドさせて太ももの後ろの内側を意識して動かします。
20回を3セット
●立った状態
①壁などに手をつきます。
②足を肩幅に開いて、右足裏のつま先は左のお尻に、左足裏のつま先は右のお尻のほうへ行くように、太ももの後ろの内側を意識しながら膝を交互に曲げ伸ばしします。
③膝を曲げるときに、膝が少しだけ外に向いても良いですが、完全に外側へ向かないようにしてください。
 注意点:足首を少し内側に倒したような状態になるので、ふくらはぎがつってしまう場合は、足首に力が入りすぎ、ふくらはぎに力を入れて膝を曲げようとしてしまっています。
     足首には力を入れすぎず、太ももの後ろの内側を意識して曲げ伸ばししてください。
     それでもつってしまう場合は、内側ハムストリングスが筋力低下を起こし、働きが悪くなっている状態になっています。

内転筋群を動かす

①椅子に座って、両方のつま先を内側へ向ける

②両膝の間は、こぶし1個分空けて、太ももの内側を意識してそのまま足踏みをします。
 注意点:ふくらはぎがつってしまう場合は、足首を内側に向けることに意識が向きすぎて足首に力が入りすぎ、ふくらはぎに力を入れすぎています。
     これは、内転筋群の働きが悪くなっている状態になっています。


最後に、腹横筋だけを運動すれば股関節のつまりが解消されるとは限りません。
場合によっては、内転筋群や内側ハムストリングスも運動しないといけない場合もありますし、腸腰筋自体の柔軟性も悪くなっているので腸腰筋を動かす必要もでてきます。

さぼり筋改善トレーニングで、さぼり筋が働くようになってくると、硬くなってしまっている筋肉はその影響を受けて頑張りすぎず緩んできてくれます。

股関節は、いくつもの筋肉で支えているので、ひとつでも筋肉が支えることをサボってしまうといろいろな症状が出てきてしまいます。

最初はほんの小さなつまりや違和感でも、痛みに変われば解消するのに時間がかかってしまうので、早めに対処しましょう。
緩める、ストレッチをすることも大事ですが、さぼり筋を働かせて症状の戻りがないようにしていきたいですね!

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

2024/10/31
ストレスだけじゃない
昼夜の寒暖差で自律神経症状が出ることもありますよ!  

10月中頃くらいから気温も落ち着いてきて過ごしやすくなってきたけど、なんだか疲れやすい、からだが重く感じる、頭痛、めまい等といった症状ありませんか?

病院で診察を受けるほどではないけど、からだの調子がいまひとつ良いとは言えない。

それは、昼夜の寒暖差の影響で自律神経が乱れているかもしれませんよ。

自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れて生じてしまいます。


自律神経が乱れる原因

1.ストレス

自律神経の乱れはストレスが影響していることが多いといわれています。

なんらかのストレスを受けると、私たちの体はいつも通りの状態を保つためにさまざまな反応をします。

その一つが交感神経を活性化させることです。

ストレスを受けるとそれに対応するために交感神経が優位になり、身体がストレスを乗り切ろうと戦闘態勢になっている状態になってしまいます。

しかし、このような状態が長期間続くと、心身が耐えられる限界を超えてしまい自律神経のバランスが崩れ、不快な症状が出てきてしまいます。


2.不規則な生活習慣

ストレスと並んで自律神経の乱れに影響を与えているとされるのが、生活習慣の乱れです。

睡眠や食事など、昼夜の変化に合わせて体温やホルモンの分泌なども必要に応じて変化させています。

自律神経も同じリズムで働いており、朝目覚めると交感神経が優位に、夕方から夜にかけては副交感神経が優位になります。

しかし、昼夜逆転の生活や慢性的な寝不足、不規則な食習慣、眠る直前までスマホで動画などを見るなどを続けていると、生体リズムが乱れ、自律神経の乱れにもつながります。


3.季節の変化

季節が変化するタイミングで身体の不調を感じる方は多いと思います。

季節の変わり目には気候が不安定だったり、異動や新学期など環境面でも変化が多かったりする時期にも症状がでてきます。

特に、春や秋の気温は昼夜の温度差が10℃もあったりして、気候に適応しようとする身体的な負担、進学や進級、就職や転職など心身へのストレスにつながる要素が多く、自律神経のバランスも乱れやすい時期です。

季節の変わり目は意識して自律神経のバランスを整えるよう心掛けると良いでしょう。


4.更年期障害などの病気

自律神経の乱れはなんらかの病気によって引き起こされる場合もあります。

代表的な病気として知られているのが更年期障害です。

女性ホルモンは脳の視床下部(ししょうかぶ)という場所から指令を受け、卵巣で分泌されます。

しかし、卵巣の機能が衰えると、視床下部からホルモンを出す指令が出てもその通りに卵巣からホルモンを分泌することができません。

そうなると、脳は混乱して「ホルモンをもっと出さなければ」と必要以上の指令を出してしまいます。

自律神経も視床下部によってコントロールされているため、混乱の影響を受けて乱れてしまい、さまざまな症状が起こってしまいます。

また、男性にも更年期障害があり、何らかの理由によってテストステロンの分泌量が減少すると自律神経症状が現れることがあります。

テストステロンの分泌量が減少する理由は、加齢によってテストステロンをつくる細胞が減る、視床下部からの指令が減ることなどが指摘されているほか、ストレスの影響も大きいといわれています。


自律神経の乱れからくる症状は?

・疲れやすい、疲れが取れない

 いつもより早めの時間に寝ても疲れが取れておらず、朝から体が重く感じる。

 たいして疲れるようなことをしていないのに疲れを感じるといった症状は自律神経からくることもあります。


・首や肩こり、背中がガチガチ

 首や肩こりをいつも感じているけど、たいして変わった事もしていなくて、いつも以上にコリを感じる、頭痛、めまいまで出てきたときは自律神経の乱れから来ている場合もあります。


・寝つきが悪い、眠りが浅い、ぐっすり眠れない

 日中の緊張やストレス、夜は寝る直前までスマホを見てしまうといった事が、からだの休息モードに切り替わらず、睡眠のリズムが乱れて寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりしてしまいます。

 脳が十分に休息できていないまま朝を迎えてしまうので、朝から疲労感を感じてしまいます。


・胃腸の働きが悪くなる

 胃や腸などの消化器系は自律神経がコントロールしています。
 交感神経が優位に働きすぎることで胃腸のはたらきが弱くなり、食欲不振、胃痛、胃もたれ、食べると吐き気がするといった症状がでてきます。
 そして、腸への影響としては「便秘・下痢」といった症状がでてきます。
 また、便秘と下痢を繰り返すケースもあり、これはかなりストレスが強く、常に交感神経が緊張していて心も体も休まらない人の特徴です。

・動悸、高血圧、息切れ、息苦しい

 激しい運動をしているわけでもないのに動悸や息切れがする。

 脈拍があがったり胸が苦しくなったり圧迫感を感じる。

 呼吸をしたときに息が十分に吸えておらず、浅い呼吸になっている。

 左胸がズキズキと痛い、針で刺されたみたいにチクチクと痛む。

 これらの症状は病院で受診して検査をしても異常がない場合です。

 異常がない場合は自律神経の乱れからくる症状の場合もあります。

 ストレスで交感神経が高まると筋肉が固くなり、その中を通る血管も細くなってしまい、細くなった血管に酸素や栄養を流すために心臓の拍動が活発になって血液を送り込もうとしするため、動機、高血圧、息苦し

 い状態になってしまいます。


・めまい、ふらつき

 体や天井、まわりがぐるぐる回る、目がまわるというような回転性のめまいではなく、足が地に着いていないように感じるめまい、ふらつく、姿勢がゆらゆらして保ちにくいといった浮動性のめまいは、自律神経の

 乱れからくるものです。


・微熱が続く
 微熱が続く場合、いろいろなことが原因で起こります。
 しかし、女性の場合は生理、妊娠、更年期によって起こる場合もあります。
 検査しても異常がない場合は、自律神経の乱れからくる微熱の場合もあります。

・ほてり、のぼせ、冷え、寒気
 ストレスによって交感神経が活性化すると筋肉は硬くなり、血流が悪くなってしまいます。
 血液は全身に熱を運ぶ役割があるので、その流れが悪くなると、ある部分には熱が集まってほてりやのぼせ、ある部分には熱が行き届かずに冷えといった症状が起こります。
 暑くないのに顔だけがほてる。
 夏でもないのに顔から汗がでる。
 手足は冷たくて顔だけが赤くほてる。
 手足や体は冷えているのに顔だけがほてる「冷えのぼせ」の状態は、自律神経の乱れから起こる特徴です。

・精神症状

 あせりや不安感にかられる。

 ちょっとしたことでパニックになる。

 些細なことでイライラしてしまう。

 冷静になれない、落ち着かない。

 やる気がでない。

 特に理由はないが、なんとなく憂うつな気分になる。

 気分の落ち込み、腹が立ったり、怒りっぽくなるといった感情の起伏が激しくなる。


乱れた自律神経を整えるには?

1.ストレス解消を心がける

心身のリラックスや気分転換になることを取り入れて、ストレスにうまく対処することが自律神経の乱れを整えるための重要なポイントになります。

例えば、整体に行く、散歩や体操などをして体を動かす、趣味を楽しむ時間を持つ、ゆっくりと入浴する、おいしいものを食べたりするなどさまざまな方法があります。

どのストレス対処法が合うかは人それぞれですので、ご自身に合った方法を試してみてください。


2.生活リズムを整える

生活習慣が乱れた状態が続くと、間違いなく自律神経にも悪影響を及ぼします。

食事や睡眠・休息、仕事など昼夜の活動のバランスを意識して、生活リズムを整えることが大切です。

バランスの取れた食事と十分な睡眠をとり、適度な運動は必要です。

そして、仕事を頑張ることは大切ですが、働き過ぎたり無理をしたりしないようにすることも必要です。

生活リズムを整えることは、身体機能を正常に保ち、精神を安定させることにつながります。

自律神経のバランスを整えるためには、まずはストレス解消を心掛け、生活リズムを整えることが重要です。

普段の生活を見直して、できるところからはじめてみてはいかがでしょうか?


最後まで読んでいただきありがとうございました。

2024/09/30
炭酸水の効果とは?  
先日、糖尿病内科へ父の通院介助に行ってきました。
そのときに、食事内容のことについて私が「父に無糖の炭酸水を飲ませている」ことを話すと先生からも炭酸水を推奨されていました。
私自身もビールの代わりに炭酸水を飲み始めてから5年以上前くらいになります。
今月は炭酸水の効果について書いていこうと思います。

炭酸水を飲み始めてはっきりわかる効果が、便秘解消、満腹感です。
炭酸水の効果は、
1.胃腸の働きが活発になり、消化が良くなる、便秘が解消する
2.体内にたまった老廃物が排出される
3.血液中の二酸化炭素が上昇し、血行が良くなる
4.ミネラルの吸収率をUPし、骨の健康維持を保つ
5.炭酸が脳に刺激を与え、ストレスを解消する
6.肌の新陳代謝をあげてハリのある肌に促す

炭酸水を1リットル以上飲んでしまうと、腹痛や下痢を起こす場合があります。
私も飲み過ぎてしまったときや便秘気味のときには500ml以下でも腹痛、下痢を経験したことがありました。
なので、便秘の解消には効果がありました。

あと、炭酸水は炭酸ガスによって胃が膨らみ満腹感を得られるので、食事量をほどほどにしてあとは炭酸水にするか、食事前に飲むかによって食べ過ぎの防止にもなります。

炭酸水には、胃酸が減る、歯のエナメル質を侵食する、むくみやすくなるといったデメリットがありますが、それは砂糖などが入った炭酸飲料を飲み過ぎた場合の話です。
無糖の炭酸水なら1日1リットルくらいまでを目安にすれば大丈夫です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

2024/08/31
暑いけど、冷たい飲み物にはご注意を!  

これだけ毎日暑いと、熱中症、脱水症状にならないように水分補給は必要です。

暑いとキンキンに冷やした飲み物や、氷をたっぷり入れた飲み物が欲しくなりますよね。

内臓が冷えて健康に良くないと、わかってはいるけど飲みたくなります。
でも、決して飲んではダメではなく、飲み方に気をつけましょう!

暑い季節は、どうしても冷たい飲み物を飲む頻度が増えてしまいます。
場面によって飲み方に気をつけないと内臓を冷やしてしまい、夏バテなどの要因になってしまう場合もあります。

冷たい飲み物を飲むと胃が急激に冷やされ、その刺激で胃の周りの毛細血管が収縮して血流が滞りやすくなるほか、胃腸の働きが悪くなってしまいます。

その結果、胃腸自体の調子(便通が悪くなるなど)が悪くなったり、手足の冷え、食欲低下、からだがだるい、むくみ、肌荒れなどの症状が出やすくなります。

また、胃腸の働きが悪くなると代謝も悪くなるので、免疫力が低下して夏に風邪をひいてしまうことあります。

胃腸の働きが悪くなるに関連して、股関節を曲げるときに働く腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉があります。

これは筋膜を介して胃腸とくっついています。

腸腰筋を鍛えて正常な筋肉の働きができれば、胃腸の働きを正常にすることと合わせて腰痛の改善予防もできます。

反対に腸腰筋の働きが悪いことで、腰痛のほか、腸の活動が悪くなることもあります。

話を戻して、日常生活での水分摂取は基本的には「常温の水」がおすすめです。

冷たいのが欲しい場合はグイッと一気にガブ飲みせず、コップ1杯を目安に一口ずつゆっくりと飲みましょう。


ただし、冷たい水のほうが効率的な水分摂取になる場合もあります。

それは運動時です。

運動時の水分摂取は「適度に冷えた飲み物」が適しています。

運動中に大量の汗をかいたときや体温が上がっているとき、脱水症状ですみやかに水分補給をしたいときには、冷えた飲み物で水分補給をしましょう。

ある程度、温度が低いもののほうが胃を速く通過して、吸収スピードが進むと言われています。


まだまだ暑いですが、健康を維持するには腸の働きは大事です。
そのためにも、冷たい飲み物の飲み方には気をつけてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

2024/02/01
ストレッチを少ない努力で効果を得るには、どのくらいやれば良い?  

みなさんは、1カ所の筋肉をストレッチするのにどのくらい時間をかけていますか?

30秒?、1分?、5分?


さすがに1つの筋肉に10分以上ストレッチをするとなると、現実的ではありません。

実際のところ、数分単位ではないでしょうか?


1つの筋肉をストレッチすると、その効果が持続できる時間は概ね5分~30分と言われています。

そして、ストレッチをするのに効果的な時間は60秒を3回以上です。

ガンバって5回っていうところですかね。


では、5分ガンバっておこなうと効果はどのくらいあるかというと、30分ほどの効果が期待できます。

でも、からだが硬い人にとっては60秒を1回するのでもきついですよね。

からだのケアをしなきゃいけないなと思いながらも、明日やろう!と引き延ばしてしまうものです。

私もそんなときがあります(笑)


じゃあ、週に数回のストレッチでも毎日ストレッチするのと同じ効果があるとしたら、ちょっとガンバってみようかなと思ったりしませんか?


結論を言うと、週に3日のストレッチでも毎日のストレッチと同じ効果があります。

週3日ならできそうって思えたなら儲けもんですよ!


さらに、1つの筋肉にストレッチを1回する時間も60秒の半分、30秒を少なくとも3回やっても効果はあります。

そして、少なくとも週3日はガンバルことです。


ストレッチを毎日続けることができれば言うことなしですし、効果的なのもまちがいありません。

でも、人はそこまで強くありません。楽なほうに考えてしまうものです。

最小限の努力で最大の効果を得たいと思うのが正直なところですよね。

良かったら参考にしてみてください。


今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

2023/12/31
どのくらい意識してますか?からだのメンテナンス  

みなさんは、自分のからだに気をつかって何か取り組んでいることはありますか?


習慣的にウォーキングやランニングをしている、

ジムに通ってからだを動かしている、

整体やマッサージ、エステに通っているという方、

いらっしゃると思います。


反対に、疲れてそんな余力なんかない~

運動する時間がない~

何もされていない方もいらっしゃると思います。

そんな方へ!


からだはだるくないですか?
首こり、肩こり、慢性腰痛、慢性関節痛ありませんか?
からだが動けなくなるくらいまで不調やからだを痛めてしまったら、
仕事は休まないといけないし、趣味も楽しめませんよね。

からだの不調がなければ、仕事や趣味ができますよね?

車や機械と同じように、ヒトのからだも定期的にメンテナンスをしたほうが良いですよ!

からだに症状の自覚がなければ何もしなくても大丈夫と思わないでください。

施術を受けてみて、意外と思いもしない所が痛かったということもありますよ。

定期的にメンテナンスをする、しないとでは長期的に見て大きな違いが出てきます。


なにかと忙しいのはわかります。
でも、自分のからだの症状に意識を向けて定期的にメンテナンスすることをオススメします!

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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糸井中国整体術

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