単なる夏バテだと思っていたら、自律神経の乱れかもしれませんよ?
理学療法士が原因と対策を解説
2026/08/01
「毎年この時期になると体がだるい」「食欲がない」「疲れがなかなか抜けない」そんな不調を、夏バテだからと我慢していませんか?
もちろん、暑さによる疲労が原因の場合もあります。
しかし実際には、夏の生活環境によって自律神経に負担がかかり、さまざまな不調につながることがあります。
今月は、夏バテと自律神経の関係、整体でできるサポート、ご自宅で実践できるセルフケアについてご紹介します。
夏バテと自律神経の関係とは?
私たちの体は、自律神経が体温調節や発汗、血流、内臓の働きなどを24時間コントロールしています。
しかし夏は、次のような環境が重なり、自律神経に負担がかかりやすくなります。
・屋外の厳しい暑さ
・冷房の効いた室内との温度差
・寝苦しさによる睡眠不足
・水分や栄養不足
・冷たい飲み物や食事の摂り過ぎ
こうした状態が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなり、次のような症状が現れることがあります。
・朝から疲れが取れない
・食欲がわかない
・肩や首がこる
・頭が重い
・めまいや立ちくらみがある
・夜ぐっすり眠れない
これらの症状は、暑さだけでなく生活リズムや体への負担が影響している可能性があります。
整体でできるサポートはあるの?
整体は、自律神経そのものを治療するものではありません。
一方で、筋肉の緊張や姿勢の崩れに着目し、体をリラックスしやすい状態へ導くことを目的としています。
例えば、
・首や肩まわりの筋肉の緊張を和らげる
・呼吸がしやすい姿勢づくりをサポートする
・体を動かしやすい状態へと目指す
といった施術やアドバイスを行うことで心身のコンディションを整えて、不調の予防につなげることも期待できます。
日常の生活で気をつける習慣は?
自律神経を整えるためには運動療法、ご自宅でのセルフケアも有効です。
だるいからと寝転がってスマホを見ていても、疲れやだるさは改善せず、脳疲労で余計に疲れやだるさを招いてしまうこともあります。
適度な軽めの運動は血液循環を促し、筋肉の緊張を和らげるだけでなく、気分転換や睡眠の質の改善につながることも期待されています。
特に夏場は、暑さによる運動不足から体力が低下しやすいため、激しい運動はしないでください。
早く良くなろうとして激しい運動をしても良くなることはありません。
また、夏に限らず普段から体力に自信がないと感じている人こそ、夏バテ予防として軽い運動を生活の中に取り入れることをオススメします。
軽い運動を習慣にすることで、夏バテに負けない「冷えた環境への対応力」や「健康を維持していく力」をつけておくことができますし、首や肩、腰の慢性痛改善にも効果を発揮してくれます。
夏バテは、交感神経が必要以上に優位になっている状態です。
自律神経のバランスを整えるには、副交感神経が優位になるようにするとリラックス効果が高まります。
「運動するぞ!」と意気込まず、気持ちを落ち着かせる感じで、ゆる~く、気持ちよ~くを習慣にしていただけたら良いでしょう。
やり方はとってもシンプルなので、気負わずにやってみてください。
呼吸で広背筋をストレッチしながら自律神経を整えるのがこちら
・サイドストレッチ(体幹の横を伸ばすストレッチ)
1.あぐら、または椅子に浅く座ります。
2.背中を伸ばして、お腹(おへその少し下あたり、丹田)を軽く引っ込めるようにします。
3.両腕をバンザイして、左手で右手首をつかんでから、大きく息を吸います。
4.息を吐きながら、体を左側へゆっくり倒していきます(このときに右のお尻が浮いていかないように)
8.体の左脇腹〜腰にかけてストレッチ感を感じつつ、ゆっくり深呼吸しながら約30秒キープします。
夏の不調は、施術だけで改善を目指すものではありません。
生活習慣の見直しや適度な運動、セルフケアを組み合わせることが体調管理につながります。
当院では整体に加え、身体の状態に合わせた運動療法もご提案しています。
夏の疲れや肩こり、だるさが気になる方は、お気軽にご相談ください。
今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。